工藤遥加が首位 逆転での初シードへ好スタート「今日は100点です」/国内女子ゴルフ
大王製紙エリエールレディス第1日(14日、愛媛・エリエールGC松山=6575ヤード、パー71)プロ14年目の工藤遥加(31)=加賀電子=が7バーディー、1ボギーの6アンダー、65で回って河本結(26)=リコー、山下美夢有(23)=加賀電子、政田夢乃(24)=なないろ生命=と並ぶ首位で滑り出した。今大会を終えてメルセデスランキング50位以内の選手に来季シードが与えられる一戦。同ランク60位から、逆転での初シードを狙う。 これ以上ないスタートを切った。初シードを目指す工藤が首位発進。目標を上回るスコアにうなずいた。 「1日5アンダーを目指していたので、今日は100点です」 プロ野球ソフトバンクの監督としてチームを5度の日本一に導いた工藤公康氏(61)を父に持つ。9月の「住友生命レディス東海クラシック」第2日の競技後に行われた「ドライビングコンテスト」で277・7ヤードをマークし、竹田麗央らを抑えて優勝したパワーが持ち味だ。 この日は出だしから4連続バーディー。ドライバーショットが乱れ始めた後半からは、正確性を高めるために3番ウッド(W)中心の攻めに変更したが、「3Wでも240ヤードくらい飛ぶので、マネジメントで苦労することはなかった」。上がり2ホールで連続バーディーを奪って首位に立った。 今大会を終えてメルセデスランキング50位以内の選手には、来季シードが与えられる。同ランク60位の工藤が逆転でシードをつかむには、最低でも単独7位以上が目安になる。「緊張しやすいので、まずは目の前のスコアに集中していきたい」。このまま平常心で戦い抜く。(鈴木和希)