公園に突如現れた仮設の投票所。兵庫県知事選の投開票日翌日の１１月１８日まで設置が続く＝神戸市東灘区御影山手４

　ベンチや遊具の並ぶ公園に、プレハブの平屋建てが突如、現れた。遊びに来た子どもたちや、犬の散歩で通りがかった住民らは「何だろう」と興味を示す。正体は神戸市内に臨時で設けられた投票所だ。 【写真】公園に突如現れたプレハブの建物 　衆議院は解散から投開票まで１８日間の短期決戦。催しの多い時期とも重なり、各地で投票所の確保が難航する事態に。同市東灘区の第３５投票区（有権者数約３５００人）は、従来の施設の利用がかなわず、近くの公園に仮設投票所を設置することとなった。 　衆院選は短期ながら、兵庫県内の選挙は１１月１７日投開票の県知事選などへ続く。国政と地方行政の方向性がほぼ同時に定まるまれな機会でもある。身近な場所から、明日の暮らしにつながる１票を投じる。（長嶺麻子）