「社会と共に新たな価値を創造」 理工と医歯、東京科学大が発足
東京工業大と東京医科歯科大が統合し、新大学「東京科学大」が1日、発足した。最高水準の研究や教育を行う「指定国立大学法人」同士の統合は初めて。大竹尚登理事長(60)は記者会見で「科学の力を社会に還元し、社会と共に新たな価値を創造していく」と意気込みを語った。 科学大は、理事長が経営を、学長が教学を担う。田中雄二郎学長(70)は「地球温暖化などの課題解決には医歯学と理工学の融合によるイノベーションが必要だ」と強調。新設される三つの「研究院」など異なる分野の研究者が集う場を提供し「社会貢献できるよう努める」とした。