農泊でインバウンド受け入れ 協議会が地域の窓口に 異文化交流、収入アップも
取材後記
インバウンドは、東京や富士山、大阪といったゴールデンルートに集中し、オーバーツーリズム(観光公害)の解消も課題となっている。鍵を握るのが農泊で、「開かれた農村づくり」へ経済的なメリットを享受しながら地域の魅力を高めていく取り組みに結び付けたい。 取材を通じて、インバウンドの受け入れでにぎわう地域や、翻訳アプリで英語などが話せなくてもコミュニケーションが取れる様子を見聞きした。言語の壁があっても、挑戦は可能だと感じた。 政府が掲げている「観光立国」を支えるのは、日本の四季が織り成す豊かで魅力的な農村の風景にある。それを支えているのは田畑を耕作し、景観を守り続けている農家だという思いを強くした。 (大森基晶)
日本農業新聞