今日卓球の東京五輪代表発表!注目の団体戦3人目は水谷隼と平野美宇で順当に“無風決着”か? それとも……
2020年東京五輪でメダル獲得が期待される卓球の日本代表選手が今日6日、日本卓球協会から発表される。注目されているのは団体戦要員となる3人目の人選だ。 五輪の卓球競技にはシングルスで行われる男女個人戦と3人1チームで戦う男女団体戦、そして東京大会から加わった混合ダブルスの計5種目がある。2枠ある個人戦の代表には、今月2日に国際卓球連盟から発表された最新の世界ランキングで日本人上位2人が確定。男子は世界ランキング5位の張本智和(木下グループ)と同15位の丹羽孝希(スヴェンソン)、女子は自己最高の同3位に入った伊藤美誠(スターツ)と同9位の石川佳純(全農)が事実上代表権を手にしている。 この4人は団体戦にも出場するため、あとは団体戦のみに起用される3人目の選手に大きな関心が寄せられている。 女子は世界ランキング11位で日本人3番手の平野美宇(日本生命)でほぼ間違いないと予想されている。 日本卓球協会の代表選考基準には、「(個人戦の)代表候補選手とダブルスが組め、団体戦でシングルス及びダブルスにて活躍できる選手1名」とあり、世界ランキングの条件は謳われていない。だが、昨年9月のアジア選手権以降、石川とのダブルスのコンビネーションが著しく向上していることや国際大会におけるシングルスの実績などを考えれば平野で決まりと見ていいだろう。 団体戦ではエースの伊藤を2試合起用したいという事情もある。東京五輪の団体戦は最初にダブルス1試合、その後シングルス最大4試合が行われ、先に3試合を勝ったチームが勝利する。もちろん3試合で勝敗が決まるとは限らないため、シングルス2試合でエースの伊藤を使えるようにしておきたい。 その際、ダブルスに出る選手は1試合しかシングルスに出られないルールがあるため、伊藤はダブルスに使わず、石川と3人目の選手がペアを組むことになる。石川とのペアリングでは、この半年ほどでともにダブルス経験を積んできた平野が適任だ。