【新日本】DOUKIがワト下しJr.王座V4 来年1・4挑戦者にエル・デスペラード名乗り
新日本プロレス4日の大阪大会で、IWGPジュニアヘビー級王者のDOUKI(32)がマスター・ワト(27)の挑戦を退け4度目の防衛に成功した。 【写真】DOUKIに挑戦表明するエル・デスペラード 互いにライバル視する両雄の王座戦は、高度な読み合いが続いた。通天閣ジャーマンを切り返したDOUKIはスープレックス・デ・ラ・ルナを狙う。しかしこれを切り返されるとベンダバール(変型ネックロック)で捕獲された。それでもフットスタンプをかわすと高速ジャーマンで反撃に転じ、一歩も譲らない。 強烈な蹴りの連発から通天閣ジャーマンを浴びてしまったDOUKIは、これを意地でキックアウト。イタリアンストレッチNo.32に捕獲して長時間にわたって締め上げる。粘るワトに強引に持ち上げられたが、インプラントDDTから再びイタリアンストレッチNo.32へ移行。ワトが動けなくなったところでレフェリーが試合をストップし、激闘に終止符が打たれた。 9月仙台大会で石森太二を下しV1に成功してから怒とうのハイペースで防衛を重ねてきたDOUKIは、これで王者として来年1月4日東京ドーム大会に出場することが決定的に。そして試合後のリング上には、左膝負傷のため7月から欠場していた前王者エル・デスペラードが電撃登場した。 スターダムとの合同興行「Historic X―over」(17日、大阪)での復帰が決まっているデスペラードは「相変わらずジュニアってのはタッグもシングルも面白えな。だからこそジュニアのプライドが大事だし、ジュニアが大好きだ。だからこそ…俺が東京ドームでの挑戦者だ」と来年1月4日東京ドーム大会での挑戦を表明。 DOUKIも「デスペラード! 見てるやつらは鈴木軍、いろいろ思うかもしれない。でも現チャンピオンは俺だ。あんたがいない間、最強のチャレンジャーを4人倒して俺はここに立ってる。俺はあんたにもう1回、俺の前に立ってくれって言った。最高のタイミングじゃねえか。世界一のジュニアの戦いを見せて、改めてあんたから防衛してやる」と迎撃宣言を繰り出した。 デスペラードはゲスト解説として放送席にいた高橋ヒロムに向かって「悔しいだろ?」とニヤリ。「大丈夫だよ、俺が(DOUKIからベルトを)引っ剥がして、防衛戦やるからな。ま、何番目かは知らねえけどな」と呼びかけることも忘れなかった。
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