世界最大級のスタートアップの支援拠点が名古屋に誕生…ステーションAi
10月31日に名古屋市昭和区で開業した「ステーションAi」は、世界最大級のスタートアップ(新興企業)の支援拠点となり、関係者からは次世代の産業創出などを期待する声が次々にあがった。 この日の開業式典には、子会社が整備運営を担当する通信大手「ソフトバンク」の宮川潤一社長や大村秀章知事らが出席。宮川社長は、「日本を引っ張るスタートアップがここで生まれることを切に期待している」と話した。また大村知事は「ここから、世界のスタートアップ拠点を追い越したい」と言葉に力を込めた。 鶴舞公園の一角に建設された7階の施設には、国内外から集まった新興企業約500社が入所。その他に、パートナー企業として、トヨタや中部電力といった地元企業や、名古屋大学をはじめとする教育機関、自治体など約200社・団体が名を連ねる。 施設内には、会員限定のオフィスやコワーキングスペースの他、ジムやホテルがあり、入所者が垣根なく交流できる環境が整えられている。会員の新興企業の本社所在地は、県内が33%、東京都が39%、その他の道府県が22%、海外が6%。