20年前の新紙幣発行の日は?映像で振り返る”平成の新紙幣”発行初日(2004年11月1日)【岡山】
岡山放送
あす(7月3日)から1万円・5千円・千円の3種類のお札が新しくなります。現在の紙幣が流通し始めた2004年11月1日の岡山県内の様子をOHKのニュース映像で振り返ります。 日本銀行岡山支店ではこの日、外山晴之支店長(当時)の宣言で金融機関への交換業務が始まりました。1万円、5千円、千円の3種類のお札は多発する紙幣の偽造に対応するためにホログラムなど、当時としては世界でも最高水準の偽造防止技術を取り入れました。 外山支店長はこの日「新札が発行されたということで、国民の皆さま方、新しい気持ちになって前向きに経済活動をしていただければ、これほどうれしい事はありません」とコメントしています。 この新しいお札をいち早く手に入れようと、岡山市の中国銀行本店には午前9時の営業開始とともに客が次々と訪れ、両替していました。岡山・香川にある中国・トマト・百十四・香川の4つの銀行ではすでに両替機や現金自動預払機で新しい紙幣への対応を終えていました。 当時、岡山駅前にあったスーパー、ダイエー岡山店には新しいお札にちなんだタオルや菓子など様々な商品が並べられました。店長は「20年に1回ということで面白い企画だと思ってやらせていただいた。新札に変わるということで、経済の方も上がっていただいて、売り上げも上がってもらえれば」とコメントしていました。 また、飲料メーカーでは新しい紙幣が発行されたこの日も対応に追われていました。この会社では当時、岡山県内に約1万8000台の自動販売機があって、10月末で全体の40%で新紙幣の対応を済ませていました。
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