王道ブランドの脱・王道ウォッチ!被り無縁の個性を放つオメガ、ベル&ロス、オシアナス
人と被らない隠れた傑作を求める“ケンセイ派”な諸君に勧めたい、脱・王道のトクベツ仕様の腕時計。 ▶︎すべての写真を見る どの時計に今を、将来を委ねるか。うれしい迷いはさらなる迷宮へ?
ノスタルジックな魅力を放つ個性的な非対称ケース
「オーデマ ピゲ/リマスター02 オートマティック」 ブランドの稀少なアーカイブを復刻させる「リマスター」の第2弾。今回の元ネタは1950年代に流行した建築様式、ブルータリズムの影響を受けた60年代モデルだ。 その個性的なアシンメトリーケースを、黄みがかった独自のK18サンドゴールドで表現。
精悍さが増したチューダー伝統の青
「チューダー/ブラックベイ クロノ “ブルー”」 看板コレクション「ブラックベイ」のクロノグラフ仕様で、特別なポイントはずばり色。過去の名作でもしばしば採用される「チューダー ブルー」でダイヤル、ベゼルを染め上げたブティック限定カラーだ。 さらに、時計好きほど響くスノーフレーク針も見逃せない。
青を追求し続けるフラッグシップの風格
「オシアナス/マンタ OCW-S400SG-2AJR」 20周年を迎えたオシアナスの物語に、数量限定の別章が追加された。美しい青への追求を、本作では鮮やかなライトブルーで表現。 ザラツ研磨を施すチタンケース&ブレスの美しい鏡面からは、フラッグシップたる風格が漂う。
新たな魅力を拓いたオールブラックの“アイコン”
「モーリス・ラクロア/アイコン セラミック」 その名のとおり、ブランドのアイコニックな存在へと駆け上がったラグスポの名作。定番はソリッドな見た目のSSモデルだが、今季はフルセラミックス仕様が新登場。 優れた実用性はもちろん、モードな雰囲気も目を見張る。
同じものは存在しない神秘的な鉱石
「フレデリック・コンスタント/クラシック ムーンフェイズ デイト マニュファクチュール」 ミニマルデザインを引き立てる神秘的なダイヤル。これは淡いグリーンからブラックに近い色までさまざまな縞模様が現れるマカライトによるもの。 天然鉱石ゆえ個体によって色柄が異なる、つまり自分だけのオンリーワンな一本として楽しめるのだ。
マジカル&ポエティックな虹色を携えて
「ベル&ロス/BR-X5 イリデセント」 ひとめ見て、明らかに特別。男らしい色使いを基本とするベル&ロスにおいては珍しい、虹色のダイヤルだ。光が当たる角度によって、色みは刻一刻と変化。時の詩的表現とも捉えられよう。 COSC認定の自社製ムーブメント搭載ゆえ、実力も申し分ない。
改めて偉大さを伝える、宇宙への第一歩
「オメガ/スピードマスター ファースト オメガ イン スペース」 ストレートなモデル名から、ヴィンテージ顔に秘めたロマンは既に溢れ出ている。ずばり、“宇宙に行った初めてのオメガ”を復刻した特別な一本。 細いアルファ針やシンメトリーなケースデザイン、ファンなら垂涎の“ドットオーバー90”などに、往年の粋が潜む。 ※本文中における素材の略称は以下のとおり。SS=ステンレススチール、K18=18金、WG=ホワイトゴールド 増山直樹=文
OCEANS編集部