ミャンマー軍司令部を占拠 武装勢力、異例の攻勢
【ヤンゴン共同】内戦状態にあるミャンマーの国軍報道官は5日、北東部シャン州ラショーの司令部と連絡が取れないと発表した。対立する少数民族武装勢力「ミャンマー民族民主同盟軍(MNDAA)」が3日、同司令部を襲撃し、占拠したと宣言しており、国軍がMNDAAの主張を認めた形だ。全国に14ある国軍の司令部の一つが奪われるのは異例で、国軍に対する攻勢が強まっている。 ミャンマーでは2021年のクーデター以降、軍政を認めない民主派や少数民族武装勢力と国軍の戦闘が続く。