「桃と紅茶のケーキ」作り。コツはアールグレイの葉をすり潰すこと!【お米農家のヨメごはん】
こんにちは!富山県の黒部市というところで、お米だけを作っている小さな小さな農家の濱田律子です。旦那とココ(娘・16歳)と3人で、地道に真面目にコツコツとお米を作りながら、仕事に子育てにドタバタもがきつつも楽しく暮らす。そんな私たちの、食卓周りの日常を皆さんにお伝えする連載137回目。 【写真14枚】「紅茶と桃のケーキ」を手作りする様子を写真で。おいしいものと生演奏で持ち寄り食事会の大盛り上がり! 今回は、夏らしい桃を使った紅茶のショートケーキで持ち寄り食事会、そして、Zoomで県外の小学生と交流した事についてお伝えしたいと思います。
持ち寄り食事会に「紅茶と桃のケーキ」を!
最近は、我が家にお客様をお迎えする機会が少なくなってきた。流しそうめん大会や餅つき大会など、大会と銘打って行うイベントの企画も、自ら率先して行う事もほとんどない。 歳のせいなのか、仕事の忙しさのせいなのか。どちらも理由にしたくない言い訳だけれど、体も心も思うように動かない。 無理をしては本末転倒、でもやっぱり、生活に楽しみがないと寂しいのも事実。 こういう時は、持ち寄り少人数、気の合う友人たちとの食事会が一番だ。久しぶりに我が家に集合!となり、さて、何を作ろうかと考えたけれど、やっぱり私に期待されているのはデザートだろう。 お料理上手な人が多い集いなので、私はお料理ではなくデザートを担当する事が多い。今回は、夏らしい桃を使った紅茶のショートケーキを作る事にした。 お菓子作りで使う紅茶は、アールグレイ一択。ベルガモットの香りがふんわり香る。ティーバッグの袋から出してそのまま使うと口当たりが悪いので、小さなすり鉢ですり潰す。 スポンジケーキ生地に茶葉を混ぜ込んだら、焼き上げる前からもう、紅茶が香って幸せな気分になる。 オーブンの中でふんわり膨らむと、さらに幸せ倍増。もう食べる前から幸せなのだから、お菓子作りはやめられない。 しっかり冷ましたらデコレーション。回転台は、実家から譲り受けたかなりの年代物。 スポンジケーキを均等にスライスできる便利道具は、私が新たにお迎えしたもの。他にもっと便利そうなものもあるけれど、いろんな用途に使えるアクリルルーラーを選択。 仕上げは紅茶を加えた生クリームと、桃、の缶詰。 この時期は断然、今が旬の桃がお勧めだけれど、この時はまだ地元産の桃が出回っていなかったのだ。1年を通して味わえる缶詰を、有難く使わせてもらった。 紅茶と桃は間違いない組み合わせ。他に、無花果やマスカットも美味しそう。 紅茶を加えたからか、うまく生クリームが泡立たず。ゆるめのクリームになったので、凝ったデコレーションは無しで。余った桃と、庭の草木を散らして飾り付け。 ちょっと甘い仕上がりになったのが反省点。でも、夏らしいケーキで喜ばれたので良しとしよう。 何より、久しぶりの持ち寄り食事会。 約束の時間になると、次から次へとふら~っと人が集まり、美味しそうな物がテーブルに並ぶ。自分では作ろうとも思わないようなものに出会えるのは、持ち寄りの醍醐味だろう。 これ何? どうやって作るの? など会話も弾む。 そしてお決まり(?)の演奏。 最近あまり参加できていないが、以前はよくバンド活動でキーボードを担当していた。その時のレパートリーから、何曲か演奏。でも皆とにかく酔っぱらっていて、演奏する方も聴く方もしっちゃかめっちゃか状態。それもまた良し。 ビートルズなどの定番曲もあれば、今回はモーツアルト「レクイエム」のコーラスまで歌う者も!食卓に、生の音楽がある幸せよ。 カナダから日本へ帰ってきて、見ず知らずの富山にやってきて20年近く。こうして気の合う仲間と集える時間を、これからも大切にしていきたい。