「桃と紅茶のケーキ」作り。コツはアールグレイの葉をすり潰すこと!【お米農家のヨメごはん】
さてさて夏休み真最中、高校1年生の娘。ここぞとばかりに夜更かしをして寝坊をしてと、正しい(?)夏休みを過ごしている。そんな日々でも、部活に宿題に自分のやりたい事にと、それなりに充実してそうだ。 思い返せば、小学生の頃の長い夏休みは本当に大変だった。持て余すエネルギーを何とか放出させようと、海へ行ったりプールへ行ったり図書館で涼んだり。あちこちのお祭りに出かけては屋台をのぞき、打ち上げ花火を見上げたり。 あの頃は精一杯だったけれど、振り返ってみると本当にあっという間だ。夏休みという行事が我が家からなくなるのも、あと少しだろう。 少しずつ、娘がこの家からいなくなる時の事を考え始めている。進学や将来の事を、視野に入れる時期に入りつつある。 それは嬉しい事でもあり、でも少し寂しい事でもあり、でもでもやはり嬉しい事なのだ。お互い自立して、協力し合い、尊重し合うのは、家族でも他人でも一緒の事。 これまでも娘の意思を尊重してきたつもりだけれど、これからもそうでありたい。
「米づくり」を学ぶ小学生との交流
さて夏休みに入る前の事。社会科の学習で米づくりを学ぶ、神奈川県のとある小学校の先生から連絡があった。実際にどんな工夫や苦労をしているのか、農家に直接聞きたいと1人の子どもが言ってきたそう。 我が家のホームページを見つけて「ここに電話したい!」と。その熱意をしっかり受け止めた先生から、メールがあり電話でもやり取りをして、クラスの子ども達からZoomで質問を受ける事にした。 言い出しっぺの子はしっかり台本も作ってくれて、挨拶に続き質問コーナーが始まった。手がいっぱいあがり、いろいろな質問を受けた。 実際に子どもたちは1年を通して田んぼでお米を作っていて、この日も中干しという作業をしたそうだ。田植えや稲刈りに加えて、中干しまで体験する学校があるのかと驚いた。 そんなわけで質問も、「どうしたら収穫量が上がるか」「お米から異物をどう取り除くのか」等など、 具体的な質問が多く私たちがタジタジになった(苦笑)。 中には、「裏技はあるのか」という子どもらしい質問も出てきて思わず微笑んでしまった。あっという間にZoomでの楽しい時間は終わった。少しは子どもたちの役に立てただろうか。 ただお米を作っているだけではない、こういうご縁がこそがただただ嬉しい。私たちにもまだまだ、できる事があるのかもしれない。その子どもたちの田んぼが豊作で秋を迎えられますように。もちろん私たちの田んぼも、豊作でありますように。 (写真は、子ども向け図書館用書籍に、写真提供の協力をさせていただいた書籍です)
濱田律子