海自の特定秘密問題、衆院審査会が防衛相に勧告へ 11日開催で調整
海上自衛隊で「特定秘密」の違法な運用が常態化していた問題で、与野党は11日にも衆院情報監視審査会を開き、防衛省から説明を受ける方向で調整に入った。同省の情報保全体制の見直しや再発防止策などを木原稔防衛相に勧告する見通し。複数の関係者が明らかにした。 【写真】自衛隊の特定秘密漏洩について記者会見で説明する木原稔防衛相=2024年4月26日、防衛省、田嶋慶彦撮影 同審査会は2014年施行の特定秘密保護法に基づき、特定秘密の運用をチェックしている。過去には昨年1月、海自の元幹部の特定秘密の漏洩(ろうえい)をめぐり、初となる勧告を浜田靖一防衛相(当時)に出した。
朝日新聞社