東京都知事選挙に立候補した56氏の経歴・政策まとめ(前半)
石丸伸二氏
1982年広島県生まれ、京都大学経済学部卒業。三菱東京UFJ銀行に入行し姫路支店に配属。後に初代ニューヨーク駐在となり、経済を分析・予測する専門家(アナリスト)として4年半にわたりアメリカ大陸の主要9ヵ国を担当しました。2020年に同行を退職し安芸高田市長選挙に立候補、初当選しました。 石丸伸二氏は以下の施策を公表しています。 1 政治再建 ・都政の見える化・わかる化 SNS・YouTube等の活用、情報公開の徹底 ・ICTを活用した民意の集約 情報収集に基づく行政サービスの最適化 ・政策の合理化・適正化 利権政治からの脱却、バラマキ事業の廃止 2 都市開発 ・災害リスクへの対応 役割分担(自助・共助・公助)の明確化、復旧・復興への財政的準備 ・二つのエコ(経済と環境)の両立 人と自然の調和、物質的・精神的な豊かさの追求 ・多摩格差の是正 特色の強化、ハード・ソフトの充実 3 産業創出 ・教育の深化・進化 学校環境の改善、学校教育の充実 ・外需の取り組み インバウンドへの需給両面での対応、コンテンツ産業の育成 ・46道府県との協調・協働 回遊型社会の構築、相互作用的な文化交流
小野寺紘毅氏
小野寺氏は旧 満州国吉林省生まれ、日本大学理工学部卒業。建設業に従事し、設計や施工監督を担当しました。現在は一般財団法人文化建設會の理事長を務めています。 小野寺氏は以下のとおり提言しています。 今、首都東京としてやるべき喫緊の課題は何でしょうか。この課題は二つあります。 一つは首都東京防災です。直下型の大地震は必ずやって来ます。その大震災への備えと、あらゆる救済を想定した政策の確立です。 二つは「戦争」に対する防衛安保です。我が国は戦後79年一度も戦争の惨禍を体験しておりません。平和で平穏な時代を歩んできました。しかし、着実に戦争の足音は近づいております。ところが、首都東京は日本国の中心でありますが、東京都や都民は有事への防衛意識が皆無です。地下シェルターを始め、緊急時の避難先の確保など、今後やるべき政策が明確ではありません。 この二つは、起こったときには、瞬時に首都東京が崩壊し、都民の命が失われる最重要課題です。 都民の平穏な生活と豊かな人生は全てが、この二つの課題を前提として成り立っています。 私たちの生活の中でのテーマは、いろいろありますが、すべてに優先する課題が「危機管理」です。 危機管理には、事前の危機管理と事後の危機管理があります。行政としては、この二つともに常にその対策が求められています。