横浜駅弁・崎陽軒は、なぜ、駅の外にもお店が多いのか?
崎陽軒と自治体とのコラボレーションといえば、神奈川県内へ誘客を図るため、神奈川県とタイアップして「かながわを、知り、味わうお弁当」をコンセプトに季節ごとに作られている「かながわ味わい弁当」がおなじみです。現在は、4月15日までの予定で、「春のかながわ味わい弁当」(1090円)が販売されています。掛け紙には、神奈川県松田町にある「西平畑公園の桜と富士山」を背景に、神奈川県内の名所がデザインされています。
【おしながき】 ・筍ごはん ・白飯(トッピング:小田原産梅干) ・三崎産マグロの生姜煮 ・神奈川県産キャベツと三浦産芽ひじきの炒め煮 ・小田原蒲鉾 ・昔ながらのシウマイ3個 ・筍煮 ・煮物(人参、蓮根、ふき、菜の花入り花型豆腐) ・玉子焼き ・菜の花の醤油漬け ・苺わらび餅
春らしい筍ごはんに小田原梅干がのった白飯という2つの味のご飯が楽しめます。横浜名物「シウマイ」「筍煮」といった定番に加えて、生姜の風味が心地いい「三崎産マグロの生姜煮」、「神奈川県産キャベツと三浦産芽ひじきの炒め煮」をはじめとした地元産食材を使ったひと手間かけたおかずが食欲をそそります。筍、ふき、菜の花といった春らしい食材も、春のお出かけにピッタリですね。
「春のかながわ味わい弁当」の掛け紙にデザインされた松田町の西平畑公園は、御殿場線・松田駅、小田急線・新松田駅が最寄りとなります。神奈川県内で鉄道と桜が一緒に楽しめる名所としては、御殿場線・山北駅周辺の桜も有名です。主役は、小田急線から乗り入れてくる特急ロマンスカー「ふじさん」。最近の御殿場線は、名古屋近郊から移ってきた車両も多いようで、この春も多くの人でにぎわいそうです。
ライター望月の駅弁膝栗毛 「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介! 著者:望月崇史昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。 駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/