子が「日本一」の種雄牛、「白鵬85の3」死ぬ…知事「和牛王国の復興果たし感謝」
鳥取県は23日、県を代表する種雄牛「白鵬85の3」が22日に死んだと発表した。14歳11か月だった。肉質を競う品評会で、子が「肉質日本一」を獲得するなど県産の肉用牛の改良に大きく貢献した。
県畜産振興課によると、白鵬85の3は2010年1月生まれ。15年に行われた県の種牛としての能力を調べる検査で高水準を示し、種牛となった。誕生した牛は約1万4000頭に上る。
17年9月に宮城県であった和牛の品評会「全国和牛能力共進会」では、白鵬85の3の子が肉質を競う「肉牛の部」で日本一を獲得した。平井知事は「和牛王国とっとりの復興を果たし、感謝と哀悼の祈りをささげる」とのコメントを発表した。