【時系列でわかる①】石川・志賀町で震度7 大津波警報も発表(1月1日まで)
【1日 17:32】輪島市内 車が道路の亀裂にはまり、動かせず
震度6強を観測した石川県輪島市に帰省中の20代の男性によりますと、輪島市内では道路に亀裂が入っていて家の車が亀裂の中にはまり、動かせなくなっているということです。亀裂は道路に複数箇所みられるということです。 家の中ではテレビなどがくずれている状態で屋根の瓦も落ちてしまっているということです。
【1日 18:00ごろ 】気象庁が会見 「今後1週間程度は最大震度7程度の地震に注意」
気象庁は会見で、津波は繰り返し襲ってくるため大津波警報、津波警報、注意報が解除されるまで安全な場所から離れないよう呼びかけました。 また、1日午後6時10分までに、震度7が1回、震度5強が3回、震度5弱が3回を観測する地震が発生するなど地震が続いています。 気象庁は今後1週間程度は最大震度7程度の地震に注意し、特に2日から3日程度は規模の大きな地震が発生することが多くあるため引き続き警戒してほしいということです。 石川県能登地方では、2020年12月から地震活動が活発となっていて、去年5月にはマグニチュード6.5の地震が発生し、最大震度6強の揺れを観測しました。1日の地震は一連の地震活動で最大規模となります。
【1日 18時半】原子力規制委が会見 「異常報告の原発はなし」
原子力規制委員会は1日午後6時半から会見し、原発に関して、これまでに入っている情報を説明しています。これまでに異常が報告されている原発はないということです。 午後4時10分に石川県で最大震度7を記録した地震で、北陸電力志賀原発が立地する志賀町で震度7を記録しています。 志賀原発では外部からの送電系統が2系統ありますが、そのうち1系統からは現在、受電できていないということです。ただ、もう1系統から受電していて、使用済み燃料プールの冷却などは継続されていて、原子力発電所の安全確保上、重要な電源は確保されているとしています。 一方で志賀原発では、使用済み燃料プールの水が地震の揺れで周囲にこぼれ出す「スロッシング」と呼ばれる現象が生じたということです。ただ、志賀原発の周辺で放射線の強さを測定するモニタリングポストは平常と同程度の値になっているということで、外部への放射性物質の影響はないということです。 原子力規制委員会では、新潟県にある東京電力柏崎刈羽原発などこのほかの原発についても情報収集を進めていて、これまでのところ異常が発生したとの報告はなく、周辺のモニタリングポストの値にも異常は見られないとしています。