イランがパキスタン攻撃 前例なく「領空侵犯」と非難
【テヘラン、イスラマバード共同】イランは16日、国境を接するパキスタン南西部バルチスタン州にあるイスラム教スンニ派のイラン反政府武装勢力「ジェイシュ・アルアドル」の2拠点をミサイルと無人機で攻撃した。国営メディアなどが伝えた。パキスタン外務省は17日、子ども2人が死亡、少女3人が負傷したと発表し「領空侵犯」と非難した。 イランによるパキスタン領内への攻撃は前例がないという。パキスタン外務省は「主権侵害は断じて容認できない。深刻な結果をもたらす恐れがある」と反発。イランと核保有国パキスタンの緊張が高まっている。