ペットも野良も熱波で病気に 路面は「柔らかい肉球では歩けない」熱さ
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【7月21日 AFP】4月、熱波に見舞われたインド・コルカタ(旧カルカッタ)の動物病院は、かつてない忙しさに追われた。 南アジアと東南アジアでは1週間あまり猛烈な熱波が続き、パルタ・ダスさん(57)のクリニックは、病気のペットを抱えた飼い主たちであふれかえった。鼻血や深刻な皮膚炎、失神などの症状があったという。 ダスさんはAFPに「3、4日間入院し、回復に時間がかかるペットが多数いる」と話した。 「熱中症のケースが毎日数件ある。こんなことはこれまでなかった」 コルカタでも連日高温が続き、4月30日には43度に達した。市当局によると、1954年以降では最も暑い4月の日となった。 飼い主がいる幸運な犬猫も脱水で体調を崩すことが増えている一方、当局の推定で7万匹いるとされる野良犬たちはさらに過酷な状況に置かれている。 野良犬たちの多くは、近くに住む住民から餌をもらい、世話されているが飼い主はいない。 日中は車の下の日陰に避難する犬が多い。人間にホースで水を掛けてもらえる幸運な犬もいる。 野良の動物の保護活動を行う現地の慈善団体「ヒューマニマル財団(Humanimal Foundation)」の担当者は「路面が熱過ぎて、柔らかい肉球では歩けない」と話した。 財団のメンバーたちが保護した犬猫を動物病院に連れて行くものの、助からないケースも多いという。 映像は4月撮影。(c)AFPBB News