電柱撮影、ゲームしながら点検お手伝い 鳥の巣やツタ、停電の原因発見した例も 福島
スマホで撮影するのは、どこにでもある電柱。電柱を撮影してSNSに投稿すると、お得にポイントを獲得できるユニークな取り組みが行われました。 【写真を見る】電柱撮影、ゲームしながら点検お手伝い 鳥の巣やツタ、停電の原因発見した例も 福島 この取り組みは、東北電力ネットワークが、管内にあるおよそ370万基の電柱の維持・管理につなげようと行いました。使うのは、ゲーム開発会社が作った「TEKKON(てっこん)」というアプリ。立ちあげると、地図上に電柱の位置情報が確認できます。 撮影する写真は、電柱全体の写真や電柱の根元の写真など、あわせて4枚。これをアプリにアップロードするだけで完了です。11月23日から25日まで福島市で行われた体験イベントでは、ランダムで電柱100基に「当たり」が設定され、当たった人には様々な商品やポイントに交換できる「ギフトボックス」1000円分が贈られます。 ■鳥の巣やツタ、停電の原因発見した例も 22日には、市内の小学生を対象にした体験イベントも開かれ、児童たちがタブレット端末を使って、担当者に教えてもらいながら電柱を撮影しました。 福島一小6年・国分太士さん「電柱にもナンバーというか名前みたいなのがあって、初めて知ってびっくりした」 福島一小6年・宗田希乃歩さん「すごい楽しかったし、電柱がこんなにたくさんあるんだなということを知れました」 東北電力ネットワークによりますと、これまで送られた写真を元に、停電の原因になる鳥の巣や、電柱に巻き付いたツタなどを発見し、除去につながった例もあるということです。 東北電力ネットワーク配電部・千葉奈美恵さん「ゲーム感覚でやっていただいて、電柱とか電線を身近なものに感じていただいて興味を持っていただきたいです」 東北電力ネットワークは、「こうした取り組みを通じて今後の点検業務の効率化に活かしていきたい」としています。※今回のイベントは、25日までで終了しています。
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