阪神・豊田 積極打法で今季初の４安打「とにかく塁に」１番の役割果たす １軍昇格へ猛アピール
「ウエスタン、広島６－４阪神」（５日、由宇球場） バットを振れば安打が出る。強い日差しに負けず、“積極打法”で阪神・豊田が今季初４安打と大暴れした。「きょうは『１番』だったんで、とにかく塁に出ようと思って」とリードオフマンとしての役割を果たした。 初回、３球目をはじき返すと遊撃・二俣の送球がそれて内野安打。二回は２死一塁から右中間への二塁打とした。「ファーストストライクをどんどん振っていこうって意識で」とボール球には手を出さず、ゾーンに入った球は逃さず反応した。四、六回はいずれも初球を中前打に。４球以内に仕留めた球はすべて直球。「しっかり打つべきボールを打てたので、いい結果につながった」と振り返った。 これで打率・３２１とファームで目立つ数字を残している。「自分の間でタイミングを取れて甘い球を打ちにいけている」と納得顔。和田２軍監督も「凡打の内容も上がってきている。チャンスでかえす打撃もできている」と絶賛した。「結果を出していい状態を維持できたら」と豊田。１軍昇格へ猛アピールを続ける。
