豪州の雇用増加ペース、10月に鈍化-失業率は4.1%で変わらず
(ブルームバーグ): オーストラリアの雇用増加ペースが10月に鈍化した。失業率は変わらなかった。
豪統計局が14日発表した10月の雇用者数は1万5900人増加。市場予想は2万5000人増加だった。10月の失業率は4.1%と、前月と変わらず。労働参加率は67.1%と、わずかに低下した。
統計局の雇用統計責任者ビョルン・ジャービス氏は「10月の雇用伸び率は0.1%で、ここ数カ月で最も緩やかだ」と指摘した。
雇用統計発表を受け、豪ドルは下落。政策に敏感な豪国債3年物の利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し4.21%となった。
トレーダーらは2025年のオーストラリア準備銀行(中央銀行)政策に関する見方を維持し、5月に緩和策が実施される確率を約72%と織り込んでいる。
原題:Australia Hiring Gains Slow Even as Unemployment Is Steady (1) (抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Swati Pandey