亀田誠治が、音楽にかける魔法とは? “幸福感”と“緊張感”が共存する制作現場など、ミュージシャンが魅力を語る
JUJUの思い出「あんなに変な汗をかいた日はない」
続いて、亀田とは20年近くの付き合いになるというJUJUがコメントを寄せた。 JUJU:本当にいろんな楽曲、オリジナル曲もカバー曲も含めて、素敵にプロデュースしていただいております。きっとみなさんの中で一番耳なじみがあるのは『やさしさで溢れるように』という曲じゃないかなと思いますが、これは私と亀田さんとの出会いの曲でもあるんです。亀田さんと素晴らしいミュージシャンのみなさんがこの曲のレコーディングの音入れをされているスタジオにおじゃまさせていただいたのが、初めて亀田さんとお目にかかったときだったんです。本当に私は歌うつもりもなく、ただ亀田さんたちにご挨拶を……と思ってスタジオに行ったところ、亀田さんのおちゃめな感じとすごく懐の広く深い感じで「来たんだったら一緒に歌おうよ」「大丈夫だよ。そんなに緊張しなくて」「僕らも今日初めてやるし大丈夫。福笑いみたいな感じだし、わっはっは」って言いながら。私は冷や汗をかきながらボーカルブースに入って、みなさんはそれぞれのブースに入られてレコーディングして。私の歌録りは別日だったんですけど、あんなに変な汗をかいた日はないなってくらい、今思い出しても、「はあ」ハアってなってしまいます。 JUJU:亀田さんがそのときから変わらないのは、いつお会いしても大らかで本当に大きくて、ダメなときも良いときも的確に大切な言葉を投げかけてくださるし、大切なことを教えてくださる(ところ)。本当に私にとって先生みたいなだなって。亀田さんに会うと「JUJUくん」って呼ばれるんですけど、「なんですか、先生」みたいな関係が好きだったりします。これからもいろんな楽曲でご一緒できたらと思っていますので、よろしくお願いします。っていうか亀田さんそろそろ還暦ですね。いつ会っても初めてお会いしたときと全く印象が変わらないんですよ。歳を取るのを全然忘れている感じがするのに、還暦って聞くと、「そうなんですか」って思います。若くいる秘訣も次にお会いしたときに教えていただけたらなと思います。とはいえ歳を重ねるごとにますます素敵になられる亀田さん、素敵な還暦をお迎えください。 JUJUはおよそ3年ぶりとなる全国アリーナツアー「JUJU 20th ANNIVERSARY ARENA TOUR 2024 『YOUR REQUEST』」が6月22日(土)からスタートする。