亀田誠治が、音楽にかける魔法とは? “幸福感”と“緊張感”が共存する制作現場など、ミュージシャンが魅力を語る
水野良樹が感じる、亀田誠治の魅力
番組後半には、いきものがかり/HIROBAの水野良樹がコメントで登場した。 水野:僕といきものがかりが最初に亀田さんとお会いしたのは、デビュー前の僕らがまだ学生だった頃です。これからデビューしますというところで曲を亀田さんにお願いするために、亀田さんの作業スタジオに伺ったときだったと思います。当然、学生時代から亀田さんが携わっている曲をたくさん聴いてきたので、まさにヒーローに会うような気持ちでその日を迎えたことをすごく覚えています。玄関先で亀田さんの「あっ、いきものがかりね!」っていう声を聞いたときの明るさというか、それがすごくまぶしかったことを覚えています。 これまで亀田は、デビュー時から数々のいきものがかりの曲をプロデュースしてきた。そんな亀田のプロデューサーとしての魅力を、水野はこう語る。 水野:あらためて現場をご一緒させていただいて思うのは、少年のような純粋さを保ちながらプロフェッショナルイズムを両立されているのがすごいところなのかなって。常に現場にはポジティブな空気が溢れているんですね。みなさんがイメージする亀田さん、あのままの感じで誰でもポジティブに(接する)。ネガティブなワードがほとんど出なくて、スタジにはすごく幸せな空気に包まれていて。だからといってそこに緊張感がないかというと決してそんなことはなくて、音楽に対しては非常に誠実な姿勢を持たれている方で、フレーズ一つひとつにしても判断を迷わない。必ず良いものは良い、ダメなものはダメって切り替えみたいなものをいつも亀田さんのプロデュースの現場で思っていて。僕はもちろん亀田さんのレコーディングは本当に楽しくて。本当に楽しいんですけど一番緊張感を持ってスタジオにいることが多いですね。亀田さんのピリッとした感じを僕はすごく尊敬しているし信頼しています。たくさん亀田さんに曲を手掛けていただけたことはグループにとって本当に幸福なことだったと思います。 還暦を迎える亀田に水野はメッセージを送る。 水野:間もなく還暦。信じられないですね。初めてお会いしたのがおそらく亀田さん40代前半くらいだったのかな。そのくらいの年齢に僕もなりかけていますけど、あの頃の亀田さんのイメージと全く変わらないですね。なので元気なままスーパーおじいちゃんになっていくのかなって(笑)。あのポジティブでちょっとヒリヒリっとする亀田さんをずっと永遠に保ってもらえたらうれしいです。 番組では亀田がプロデュースした、いきものがかりの『笑顔』をオンエアした。 いきものがかりは7月27日(土)から全国8カ所を巡る弾き語りフリーライブツアー「いきものがかり 路上ライブ~あなたの街でお会いしまSHOW!!~」を開催。また11月2日(土)にはデビュー後初となる弾き語りでの東京・日本武道館公演「いきものがかり 路上ライブ at 武道館」を開催する。