16周年のSKE48、次のセンターは誰だ!? グループ結成当初から追う記者が大予想
2人目の候補者は
2人目の候補者は熊崎晴香だ。2012年加入の6期生で、11月でキャリアは丸12年になる。 熊崎は決してエリートではない。末永同様、同期から後れを取っていた。熊崎よりも先に昇格したメンバーもいたし、コンサートなどで熊崎よりもいいポジションで歌っていたメンバーもいる。 熊崎は、センターへの気持ちを毎年のように自身の生誕祭で表明してきた。先日開かれた今年の生誕祭でも、「表題曲のセンターになりたいという夢は26歳では叶いませんでしたが、その目標はずっと持ち続けますし、SKE48の顔になるという目標に向かって改めて頑張っていきたいと思っています」と宣言している。 それはほとんど恒例行事と化しているのだが、裏を返せば、グループ屈指の人気メンバーでありながら、チーム楽曲では真ん中に立つ機会が多いものの、今までシングルのセンターには立てていないということでもある。なぜかはわからないが、少なくともスタッフはその判断を下してこなかった。センターの近くにいて、安心できるメンバー。それがこの数年の熊崎に与えられた評価だった。 熊崎の魅力は、まっすぐな性格だろう。ひた向きに努力をし、挨拶も欠かさない。屈託がないその性格からは、温かな愛情を受けて育ったのだろうという想像が容易につく。パフォーマンスは圧巻で、パワーもスタミナもある。公演でもっともよく聞こえてくる声は、熊崎の喉と腹から発せられるものだ。裏でも表でもオール5の評価がある。競馬関連のみならず、中日ドラゴンズ関連の仕事も増加しており、総合的判断をするならば、次期センターの本命は熊崎かもしれない。 次のシングルでは、これまでと同じようにセンターの近くに立つのか、それとも初めてど真ん中に立ち、積年の思いを成就させられるのか――。
3人目の候補者
3人目として挙げたいのは、佐藤佳穂。2016年加入の8期生で、この秋に8周年を迎えるメンバーだ。 今年5月、佐藤のソロライブが開催されたのだが、そこで彼女は堂々とセンター宣言をぶち上げた。その数日後に行われた自身の生誕祭でも再度センター宣言をしており、このところ、センターへの意欲を強く見せている。昨年の生誕祭でもセンターに立ちたい意思表示はしており、温めていた思いを近年爆発させている印象がある。 ここ数年の佐藤のシングルでの立ち位置は2列目か、フロント。グループでも上位に位置してはいる。 Team Eのリーダーとして活動するこの27歳は、理系の大学を出た〝リケ女″。SKE48の美容番長という顔を持ちつつ、地元・豊橋市で冠ラジオ番組を持ち、存在感をぐんぐんと増してきている。セクシーキャラの面もあり、妖艶なじゃんけんをする「えちえちじゃんけん」の使い手でもある。 これまではセンターを狙っていると思われていなかったが、本人が口にしたということは、その椅子に座りたいということ。「口に出さなきゃ始まらない」と言わんばかりに、天下取りレースに割り込んできた格好だ。 人気面でも申し分ないだけに、センター争いレースの対抗馬として挙げられる。 次のシングルは以上の3人からセンターが選ばれる可能性が高いだろう。発表の日は近い。結成16周年を迎えるSKE48では、10人のメンバーがセンターに立ってきた。さあ、11人目のセンターに立つのはいったい誰か……?
犬飼 華