韓国中銀、2会合連続で0.25%利下げ 据え置き予想に反し
Cynthia Kim Jihoon Lee [ソウル 28日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)は28日、据え置き予想に反して政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ、3.00%とした。景気が失速し、インフレが当局者の予想より急速に鈍化する中、2会合連続で利下げを決めた。 ロイター調査で25bp利下げを予想したエコノミストは38人中4人で、残りは据え置きを見込んでいた。 2会合連続の利下げは2009年初め以来。 中銀は経済成長率とインフレ率の見通しをともに引き下げた。 今年の成長率見通しは従来の2.4%から2.2%に、来年は従来の2.1%から1.9%に修正した。 今年の消費者物価指数(CPI)上昇率は2.3%を見込んでいる。従来予想は2.5%だった。 政策に敏感な3年物国債先物は政策決定を受け、一時0.23ポイント上昇して106.64を付けた。ウォンは下落した。 李昌永総裁は0210GMT(日本時間午前11時10分)ごろから記者会見を行う。