国見高の会計職員、469万円着服…サッカー部の寄宿舎や修学旅行積立金の口座から不正に出金
長崎県教育委員会は15日、寄宿舎の費用などを横領、着服したとして、県立国見高の事務職員(47)を同日付で懲戒免職処分にしたと発表した。 【図】いろいろありました…謝罪記者会見
発表によると、職員はサッカー部の寄宿舎や修学旅行積立金などの複数の会計を担当していたが、2018年5月~今年7月、銀行口座から不正に出金するなど計約2188万円を横領し、うち約469万円を着服したという。
8月7日に別の事務職員が監査の書類を準備していたところ、出納簿に記載のない出金があり、横領の事実が発覚した。生活苦が理由だったと弁明し、10月18日までに全額を返還した。
県教委は「監査の際に通帳と帳簿を確認する体制が足りなかった」とし、校長など4人も減給10分の1(2か月)の懲戒処分とした。今後、同校と保護者らが協議し、刑事告訴するかを判断する。