プロ野球選手は格好もスポーツマンらしく、身だしなみも爽やかに整えてもらいたい。ファンから常に見られている意識を忘れるな【張本勲の喝!!】
不快感を与えるな
プロ野球選手は常にファンから見られている。グラウンドでの身だしなみには気をつけるべきだ。写真は巨人時代の筆者[写真=BBM]
今号が発売されるころには、クライマックスシリーズ(CS)に進出するチームも決まっているだろう。今年のペナントレースは両リーグともに最後は独走で優勝が決まったが、CS争いは混戦だった。本来なら優勝争いがそうであってほしいものだが、そうはうまくいかないし、優勝を逃したチームのファンは「CSからの日本一」を願って応援していると思う。しかし、ぶっちぎりで優勝した阪神とオリックスがCSで負けるようなことがあれば、またCSの是非について議論されるかもしれない。私のCSの考えについては、次号で詳しく述べることにしよう。 さて今回は、選手の身だしなみについて言っておきたい。最近の試合を見ていて思うのは、選手の格好についてだ。長い髪を振り乱したり、ヘルメットや帽子をとれば金髪だったり、さらに金属製の派手なネックレスを着けていたりと、どこか違和感を覚える。それがファッションで、その選手の個性なのかもしれないが、私には見苦しい。やはり選手はユニフォームを着てグラウンドに出たら、それなりの格好をしてもらいたいと思うのだ。 別に休日なら何の問題ない。休みの日にどんな格好をしようと構わないし、それこそ選手の自由だ。オンとオフを使い分け、自分の好きな格好をすればいい。もっとも外出するなら多少は気を遣う部分はあるだろうが、ユニフォームを着ているときに比べれば比較的、自由だ。 こんなことを言うと、また張本が古いことを言っている、張本は頭が固いと言われそうだが、私と同じ意見を持つ方もたくさんいると思うし、常に注目されているプロ野球選手だからこそ身だしなみを整え、相手に不快な印象を与えることのない格好でいてほしいと思うのだ。 「髪を伸ばしたり、髪の毛を染めたり、金のネックレスを着けたりすることが、野球と関係があるのか」 そう反論される方もいるかもしれないが・・・
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週刊ベースボール