尾崎匠海は“愛すべき後輩キャラ”がハマる! 『ライオンの隠れ家』『アンメット』での存在感
柳楽優弥主演ドラマ『ライオンの隠れ家』(TBS系)。本作は、柳楽演じる市役所で働く平凡で真面目な優しい青年・小森洸人と、坂東龍汰演じる自閉スペクトラム症の美路人の兄弟が、突然現れた「ライオン」と名乗る謎の男の子との出会いをきっかけに“ある事件”に巻き込まれていくヒューマンサスペンスドラマ。実力派俳優たちの集結、そして考察欲が高まる目が離せない展開に話題が集まっている。 【写真】尾崎匠海&桜井ユキの先輩・後輩コンビ その中で存在感を放っているのが、桜井ユキ演じる週刊誌記者・工藤楓の後輩役、天音を演じている尾崎匠海だ。洸人(柳楽優弥)のまわりを嗅ぎ回っていた楓は、当初敵か味方かわからないポジションだったが、実は記者としての矜持を持つ心優しい人物であることが明らかに。天音もそんな楓を慕っており、時に叱られつつも、上手くサポートする相性の良さを見せている。 尾崎は、グローバルボーイズグループ・INIのメンバー。自他共に認めるキラキラアイドル担当でありながらも、グループの中ではいじられキャラとしての一面も持ち合わせている。それも起因してなのだろうか、これまでの出演作を振り返ると、尾崎はどこか憎めない後輩役として輝いているイメージが強い。 実際、2024年4月期のドラマ『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系)では、敏腕医師たちに囲まれる研修医・風間灯織を熱演。一生懸命で真っすぐではあるものの、少し抜けた空気が読めない一面も持ち合わせたキャラクターを演じた。一言で言うなら素直、そして鈍感でイマドキな風間役はまさに尾崎そのもの。その飾りすぎない自然体な演技で作品にスパイスを与えていた。 また、2023年4月期のドラマ『月読くんの禁断お夜食』(テレビ朝日系)では主人公・そよぎ(トリンドル玲奈)と同じパーソナルジムで働く後輩トレーナー役に抜擢。作中では、そよぎに対して想いを寄せているかのような一面も見せ、そよぎにお夜食を振る舞う月読くん(萩原利久)の存在を知り、時折やきもちを焼いたような表情を見せると、ファンや視聴者を夢中にさせていた。 そんな尾崎は、今回のドラマでも自然に振る舞う等身大の後輩としての姿が愛おしい。物語の序盤では癒し系なポジションではあったものの、終盤に近づいた第7話以降では工藤から詰め寄られる場面もあるなど、新たな一面を見せている。 このように並べて観てみると、一言で“後輩”と言っても、さまざまな表情を見せている尾崎。今後も後輩キャラとして、新たな一面を見せていくのではないかと想像すると期待が高まる。
於ありさ