幸せになるにはいくらあれば十分か?
より大きな収入がどれほどの幸福をもたらすかについて、具体的なコンセンサスはありません。 ある程度以上になると、さらなる財源の追求はお金についてではなく、それが象徴するものになるかもしれません。しかし、それはいったい何なのでしょうか? そして、野心と満足を両立させることは可能なのでしょうか? 私は財務セラピストのLindsay Bryan-Podvin氏に、個人が自分にとって「十分」をどのように定義し、経済生活のバランスを見つけることができるかについて話を聞きました。
「もっと」が必ずしも「もっと良い」とは限らない
経済的な 「十分さ」が、人生のストレス要因のすべてを解決してくれると考えるのは自然なことです。 「多くの人にとって、銀行口座や純資産は、私たちが自分の価値を測る方法を視覚化したものです」とBryan-Podvin氏は説明します。 私たちが本来持っている価値を数値化するのはとても難しいので、私たちはしばしば、銀行口座の桁数や退職金の残高、あるいは資産の価値と同一視するのです。しかし、自己評価に数値を割り当てることはおすすめできません。 幸福において「もっと多い」が必ずしも「もっと良い」とは限りません。 そうBryan-Podvin氏は話しています。 Bryan-Podvin氏は、年収が70,000ドル(1000万円程度)を超えると、追加の収入によって幸福度が増加しないと結論づけた(疑わしいとされている)研究があることについても指摘しています。 それにもかかわらず、幸福に関しては、多くの人がもっとお金があれば特定の良いことが起こるだろうと信じているのです Bryan-Podvin氏は、彼女の財務セラピーの実践で見られる考え方のいくつかの例を挙げています。それは、「もっとお金があれば、健康になるだろう」とか、「もっと稼いだら、友達の輪が広がるだろう」といったものです。 しかしBryan-Podvin氏はこう主張します。 個々の人が金銭よりも十分なものを持っていると、彼らはより大きな幸福感を経験する傾向があります。 それは必需品をカバーする以上のことであり、人生の小さな贅沢を楽しむこと、外食、旅行、そして私たちの満足な生活をサポートする快適さを楽しむことに関係しています。