韓国大統領、拡大抑止を強化 「北朝鮮の脅威封鎖」
【ソウル共同】韓国の尹錫悦大統領は1日、新年の辞を大統領府で発表し、米国の「核の傘」提供を軸とした拡大抑止を強化すると改めて表明した。「今年上半期までに韓米の拡大抑止体制を完成させ、北朝鮮の核・ミサイルの脅威を根源から封鎖する」と語った。 米韓は昨年、核戦略を定期的に話し合う核協議グループ(NCG)を創設し、7月と12月に会合を開いた。韓国政府は今年上半期までにNCGの成果を具体化させたい考えとみられる。 尹氏は新年の辞で韓国独自の防衛体制「3軸体系(先制打撃、ミサイル防衛、報復攻撃)」の強化加速を主張。国防産業を育成し、2027年までに世界4位の兵器輸出国を目指すと述べた。