話題の二階堂ふみ その“斜め上”いく魅力を分析
人気急上昇中の二階堂ふみが出演する最新作『私の男』が6月14日に公開される。直木賞を受賞した桜庭一樹によるベストセラー小説の映画化で、10歳で孤児となった少女・花と、花を引き取ることになった遠縁にあたる男・淳悟との禁断の純愛を描く衝撃作だ。二階堂は、花の13歳から25歳までを見事に演じ分け、自身でもこの作品での花役を『運命の役』と語るなど、この作品に並々ならぬ思いを抱いている。そんな二階堂に対し、各界からの評価も上々だ。
『二階堂ふみさんが、とにかく素晴らしい。今年、抜群に輝く作品だと思います。見るべきは、この作品』(村上淳=俳優) 『ラストシーンの2人の顔は「愛」を演じたからアノ顔になったのだ。 アノ顔こそがオトコの顔でありオンナの顔だ。 浅野忠信イイ顔になったなァ、二階堂ふみビッチでイイねぇ』(荒木経惟=私写真家) 『俳優さんたちは皆抑制された演技で、 内に篭りがちな北国の人の性格をよく表していた。 中でもヒロイン二階堂ふみの存在感は、もはや圧倒的というしかない』(会田誠=美術家) これだけの大御所からの支持を得られていることからも、二階堂自身、『運命の役』と自信をみせる理由がわかる。
では、二階堂ふみは、どんな人物なのか。今年20歳を迎え、慶応義塾大学に在学中の現役女子大生だが、その個性は“斜め上”をいっている。 一般的な大学生と同じようにサークルに所属しているそうだが、その所属先は『テニスの王子様サークル』だ。「漫画とアニメを部屋で見て、『ワー』とするサークル」(本人談)だそうだが、1回しか参加したことはないらしく、その時部室にいた2人は二階堂のことは当然知らなかったという(『おしゃれイズム』=日本テレビ系より)。 発言も“斜め上”をいくものが多く、ネットなどでも話題になっている。「成人になってしたいことは?」という質問に対し、「朝帰り!」と回答(映画『ヒミズ』ヒット祈願イベント)。雑誌の取材では、「もっと変態と仕事がしたい」、「かくいう私も変態です」(出典『週刊朝日2012年2/24号』)。男性のタイプについては、「(好きな男性のタイプは)特攻服が似合う人です」(自身のオフィシャルtwitter)。この発言には、『男気ある硬派な人』を意味しているというが、なかなかぶっ飛んでいる。 ツイッターでは、この手の発言に事欠かない。「不思議ちゃん・天然ちゃんイメージは脱却できたから、そろそろサブカルとかこじらせっていう類のイメージを脱却したいな☆」、「そんな簡単に、一言で、人は表せませんよね。『イメージ=自分の予想・想像』ってわきまえたうえで、その人の事を表さないと、誤解が生まれたりするような、しないような。」などなど。