海自館山航空基地が開隊71周年 440人が出席し記念行事(千葉県)
館山市の海上自衛隊館山航空基地で20日、「館山航空基地開隊71周年記念行事」が行われた。記念式典の他、哨戒ヘリコプター「SH―60K」による祝賀飛行も行われ、出席者ら約440人が節目を祝った。 記念式典には、森正一館山市長をはじめ約300人の来賓と、約140人の基地隊員が出席した。 第21航空群がある館山航空基地は、1953年9月に海上自衛隊初の航空基地として置かれた。海上航空の中核として護衛艦と共に周辺海域の警戒監視や、中東での海賊に対する対策行動などの海外派遣、東日本大震災や房総半島台風などの災害派遣活動の際も対処してきた。 同航空群司令の行松栄治海将補は式辞で、「これまで発展してこられたのは、地元の皆さまの支援、多くの先輩方の努力によるもの」と多くの人に感謝。隊員らに向けては「防衛力の強化は装備を増やし、新しくするだけでできるものではない。隊員一人一人が能力を発揮し、組織的に活動することで防衛力の強化を担うことができる」などと呼び掛けた。 式典後は、3機編隊のヘリが基地上空を祝賀飛行し、式典に花を添えた。