環太平洋大対創価大　7回裏創価大1死三塁、左越え2点本塁打を放ちタッチを交わす立石（撮影・横山健太）

＜明治神宮大会：創価大12－8環太平洋大＞◇大学の部◇準決勝◇24日◇神宮 　創価大（関東5連盟第1代表）が環太平洋大（中国・四国3連盟）との乱打戦を制して、同校初の決勝進出を決めた。 　プロ注目の立石正広内野手（3年＝高川学園）は、大会2号となる2ラン含む3安打3打点と大活躍。「日本一になって歴代最強世代と言われたい」と笑顔を見せた。 　初回に一挙4得点も、すぐさま追い付かれて迎えた4－4の2回1死。118キロチェンジアップを捉えて二遊間を抜く中前適時打で勝ち越し。主砲の一打でもう1度チームに流れを呼び寄せた。 　2点リードの7回には、相手左腕の141キロ直球を完璧に捉えた。滞空時間の長い打球は左翼席中段へ突き刺さり、貴重な追加点となった。両チーム計25安打の打ち合いで、「あっという間に追い付かれる点差だったので、勝利に貢献できるホームランが出てうれしかった」と、うなずいた。 　25日決勝戦では、昨年準Vの青学大（東都大学野球連盟）と対戦する。「気負うことなく、今までやってきたことを見せられればと思います」と意気込んだ。 　バックネット裏にはNPB球団に加え、MLB球団スカウトも視察。メジャースカウトは「良いスイング。スイングスピードはもっと伸びる。足も速いし肩も良い。決勝戦も見に来ます」と熱視線を送っていた。