反政府武装集団が殺戮行為 パキスタン南西部で23人殺害
マサケル、パキスタン、8月27日 (AP) ― 反政府勢力が活発に活動するパキスタン南西部バルチスタン州の幹線道路で、武装集団がバスや乗用車、トラックなどを停車させ、バスの乗客など少なくとも23人を殺害した。地元警察が8月26日、発表した。 警察によると、25日夜から26日未明にかけて、同州マサケルで殺戮が起きた。 武装集団は少なくとも10台のバスや乗用車、トラックなどを燃やして、逃走した。 パキスタン内務相は殺戮を「残酷」と呼び、「背後にいる者は法の裁きを免れない」と誓った。 犯行声明は出されていないが、長年反政府活動が続いているバルチスタン州では、分離主義者らがこれまでも、東部パンジャブ州からの労働者などを州内から締め出す手段として一般人を殺害してきた。 これまでの殺害事件のほとんどは、中央政府からの独立を要求する非合法のバルチスタン解放軍や、その他のグループの仕業とされている。 同州ではイスラム教過激派も活動している。 (日本語翻訳・編集 アフロ)