大東大2年の棟方一楽が上尾ハーフを制す “三浦龍司超え”のU20日本最高記録で初の箱根路に弾み
真名子圭監督も「1時間2分頭で走る力はあると思っていたが、思ったよりもタイムも良かった。強さがついてきた」と棟方選手を称えます。 一方で、「彼は1区を走りたいと言っていますが、今日走り過ぎたから(棟方選手を)1区に使うのはもったいない」とも口にしていました。 真名子監督にとって、予想を超える棟方選手の力走は、うれしい誤算でもあったようです。 前回の箱根駅伝、棟方選手は1年生にして16人のエントリーメンバーに入りながらも、出場することは叶いませんでした。 「本番の10日ぐらい前のポイント練習(重要な練習)で監督の信頼を勝ち取ることができなくて、走れなかったと思っています。すごく悔しかったですし、忘れられないですね」 その悔しさを成長につなげ、今季は全日本大学駅伝でメンバーを勝ち取り5区6位と好走すると、上尾路でも活躍を見せました。 「自分はこれから大東のエースになってチームを引っ張っていこうと思っているので、箱根までの1カ月半、しっかり気を引き締めて練習を引っ張っていこうと思っています」 高い向上心を持って、憧れの舞台である箱根駅伝に初めて挑みます。