オペルの小型SUV『モッカ』に「ChatGPT」搭載…車内エンタメ強化
オペルは、小型SUV『モッカ』の改良新型に「ChatGPT」を搭載すると発表した。 「ChatGPT」を搭載するオペルモッカ
改良新型モッカは11月、チューリッヒモーターショーで世界初公開された。オペルのSUVトリオの中で最もコンパクトなこのモデルは、大胆かつピュアな外観デザインに変更が加えられ、新しいオペルブリッツなどのビジュアルアクセントが追加された。
最大の変更点は内装にある。コックピットはさらにすっきりとしたデザインとなり、車両前面のオペルバイザーのグラフィックを取り入れている。さらに、次世代のインフォテインメントシステムが搭載され、ドライバーと乗客に新たな体験を提供する。
標準装備として、10インチのデジタルドライバー情報ディスプレイと同サイズのカラータッチスクリーンが搭載されている。このシステムはスマートフォンのようにウィジェットで簡単に操作できる。オプションのナビゲーションシステムと組み合わせると、「Hey Opel」という音声コマンドで自然な音声認識が可能になる。
ChatGPTの導入により、このシステムはさらに魅力的になったという。リンクされたドライバープロファイルの習慣に基づいて、目的地やルートガイダンスを自動的に提案することができる。
また、ChatGPTの生成型人工知能により、ドライブがより楽しくなる。OpenAIが開発したこの技術は、膨大なデータから学習し、洗練された正確な方法でユーザーに情報を提供する。例えば、見知らぬ街でレストランを探す際、個人の好みに基づいて提案し、選択した目的地までのルートを案内することができる。
さらに、特定の曲を演奏したアーティストや、ブロックバスター映画に出演した俳優についての質問に答えることもできる。エンターテインメント性を高めるためのクイズを作成することさらも可能だ。
ChatGPTは、Connect PLUSパックの一部として設定されるほか、導入前に車を購入した顧客向けにはオンデマンド機能として用意される。
レスポンス 森脇稔