俳優・光石研が2024年最新ダウンを一人試着フェス(後編)【ブルックス ブラザーズ】
俳優としての実力はもちろん、トラッドファッションへの造詣も深い光石研さん。肩肘張らない品のある等身大の着こなしと、愛用カラーのネイビーを基調としたスタイリングに定評がある。そんな光石さんのために2024年の最新ダウン&中綿アウター5着を編集部がセレクト。果たして光石さんがリアルバイしたくなる一着は見つかるのか…。 【写真】俳優・光石研さんが着る!2024年最新ダウンを全部見る
LAVENHAM × SHIPS|KEDINGTON
――こちらはシップス完全別注モデルの「KEDINGTON」ジャケットです。暖冬が続いているので、ライトめな中綿アウターのなかでも光石さんに似合いそうなジャケットかなと思って選びました。 光石:僕、ラベンハムは好きで定番モデルの「RAYDON」かな、そっちは持ってます。暖冬だから東京ならこれくらいライトなアウターでも過ごせるかもしれないですよね。普段はスーツの上から着たり、ちょっとボリュームのあるシェットランドセーターの上に着たりしてます。 ――レイヤードで温度調整できるというのはこれからの冬アウター選びのポイントになりそうです。 光石:ダウンが苦手な人にもいいよね。あとステッチが斜めに入っているのもいいんだよね。柔らかい印象になるっていうか。
光石:あれ、なんかちょっと着丈長い? ――そうなんです。KEDINGTONは、RAYDONより4cmほど着丈を長くしているんですが、この絶妙な調整で、スーツスタイルでも違和感なく着られるように作られています。 光石:そうそう、4cmって聞くとわずかな違いに思えるけど、着てみると全然違うよね。それにスラントポケットになってるのも洒落てますね。
Brooks Brothers|WOOL DOWN VEST
――スポーティーなダウンベストって若々しすぎて、大人にはちょっとハードルが高いと思うんですが、これは大人っぽいですよね。 光石:いいですよねぇ、この生地感(ベストに手を触れながら)。ウールとポリエステルのブレンドで、すごくマットで艶っぽくない。なによりもネイビー好きとしては、このネイビーの色味がすごく気に入りました(笑)。落ち着いた大人の色って感じで。 ――なるほど。普通のダウンベストにありがちなテカテカ感がない。 光石:それに、ダウンベストってクルマを運転するときにも便利ですよよね。コートだと動きづらいことがあるんですけど、このベストなら着たままでも腕の動きが自由だし、シートベルトもスムーズに装着できる。
――ブルックス ブラザーズらしい気の利いたディテールも素敵ですよね。このボタンを見てください。ブランドロゴと1818年の創業年が刻印されているんです。 光石:(ボタンを見ながら)ほんとだ。さすがブルックス ブラザーズ。こういう伝統と誇りを感じさせるところ、いいですよね。ポケットの位置も絶妙でしょ? 両サイドに一つずつあるんですけど、手を入れやすい高さなんです。このネイビー、僕すごく好きなネイビーです(笑)。いやぁ、本当に気に入っちゃいました。ダウンベストってスポーティなタイプしか持ってなかったし、今年買うならこれかも!