川崎市「ブルーインパルス飛行」で際立つJR南武線の存在感 鉄道路線でいえばどんな駅の上空を飛ぶのか
■鉄道の記念イベントでも展示飛行 ブルーインパルスは1964年と2021年の東京五輪開会式で会場上空にスモークで5つの輪を描くなど、全国各地の記念イベントや航空祭の目玉企画の1つになっている。 鉄道に限っても2016年3月の北海道新幹線、2022年9月の西九州新幹線、2024年3月の北陸新幹線敦賀延伸の開業日を盛り上げている。ただその人気のあまり、会場周辺では道路渋滞などの混雑を引き起こしてしまうといった課題もある。
川崎市は飛躍祭のウェブサイトなどで「展示飛行時の等々力緑地周辺は大変混雑することが予想されます。展示飛行は等々力緑地外の飛行経路近辺でも観覧いただけますので、経路図をご覧いただき、混雑しない場所にて観覧いただきますようお願いいたします」と呼びかけている。 川崎市内を縦断し、通勤通学の足として日常の利用が多い南武線。市制100周年を祝うブルーインパルスの展示飛行の観覧でも活躍することになりそうだ。
橋村 季真 :東洋経済 記者