ガザ人質家族が会見、協力訴え 「愛する人が帰れるよう力を」
パレスチナ自治区ガザのイスラム組織ハマスに拉致されたイスラエル人の人質の家族3人が来日し、12日、東京都内の日本記者クラブで記者会見した。イスラエルとハマスの戦闘休止と人質解放の合意が決裂し、解放の見通しが立たない現状への焦りをあらわにし「愛する人が帰ってこられるよう力を貸してほしい」と訴えた。 「彼らは兵士ではなく市民。どんな罪を犯したというのか」。10月7日にイスラエル南部で開かれた音楽祭からの帰宅途中で拉致されたエデン・ゼカリヤさん(28)のおじサソンさん(62)は声を荒らげた。エデンさんと一緒にいた恋人はその場で殺害された。