冨安健洋のライバル、ジンチェンコのアーセナル残留が濃厚に。思い入れのある番号で再出発。らしさ溢れる告知も「交換できるよ」
「17番は僕にとって非常に特別なんだ」
冨安健洋とポジションを争うライバル、オレクサンドル・ジンチェンコのアーセナル残留が濃厚となった。 【PHOTO】2024年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介! ミケル・アルテタ監督が率いて6シーズン目を迎えるアーセナルは8月6日、ジンチェンコの背番号を35から17に変更すると発表した。 これに伴い、昨季終盤は冨安の控えに甘んじたうえ、今夏にはCBとしても左SBとしてもプレーできるリッカルド・カラフィオーリが加入し、移籍が取り沙汰されていたウクライナDFの去就の論争に、一旦終止符が打たれた形だ。 ジンチェンコは、番号を変えた理由を次のように語っている。 「17番は僕にとって非常に特別なんだ。若い頃につけていた背番号で、母国のためにプレーする時はいつも17番をリクエストしてきた。セドリク(・ソアレス)が退団して17番が空いたから、変えられるか尋ねたんだ。クラブのみんなのサポートに感謝している」 陽気なキャラクターで、アレックスの愛称で親しまれる27歳はまた、らしさ溢れる告知も。こう付け加えた。 「僕の名前と35番が入った今シーズンの新しいシャツをクラブから直接買った人は、僕の新しい背番号と交換できるよ。これも言っておかなければならない重要なことだ」 心機一転、17番で再出発するジンチェンコ。悲願のプレミアリーグ制覇を目ざすアーセナルで、欠かせぬピースとなれるか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部