公務員に冬のボーナス支給 熊本県80万円、熊本市79万円
熊本県と熊本市は10日、特別職を含む職員に冬のボーナス(期末・勤勉手当)を支給した。平均支給額は県の行政職(平均43歳10カ月)が昨年冬に比べて2・8%増の80万9519円、市の行政職(43歳10カ月)が5・5%増の79万785円だった。県は2年連続、市は3年連続の増額。 一般職の支給月数は、県が2・25カ月分、市が2・35カ月分。それぞれ、人事委員会から民間の給与状況も踏まえ、0・1カ月分の引き上げを勧告されていた。県は0・1カ月分の引き上げに関する補正予算案を開会中の県議会に提出し、可決されれば差額を支給する。 県の教員(45歳3カ月)の平均支給額は3・4%増の88万9865円、警察官(38歳4カ月)は3・9%増の81万878円だった。 特別職は木村敬知事が305万6600円、副知事と県議会議長が239万1050円、県議が192万2700円。いずれも3・0%増となった。 支給人数は計1万8343人で、総額は2・9%増の156億5765万2668円だった。
一方、熊本市の支給対象は計1万1336人で、総額は5・5%増の92億1657万2353円となった。教員(44歳6カ月)の平均支給額は4・4%増の84万1028円。 特別職は大西一史市長が250万5300円、副市長が199万2900円、市議会議長が172万6200円で、市議が142万3800円だった。市長と市議は0・3%、副市長と議長は0・2%増えた。 (川野千尋、山下雅文)