斎藤元彦兵庫県知事の百条委員会最終尋問を前に県庁前でシュプレヒコール「不適切にもほどがある!」
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題の県議会調査特別委員会(百条委員会)が25日、兵庫県庁で午前10時から開かれている。 9月の県議会で全会一致の不信任決議を受けて失職し、11月の出直し選で再選されてから初の尋問にして、この日が最終尋問。斎藤知事は午後3時から証言する予定。再選を目指した出直し選ではPR会社が斎藤氏の広報全般を担ったとするネット記事を公開したことが波紋を広げ、公選法違反容疑で告発される流れになった。 午前に公益通報者保護法に詳しい結城大輔弁護士が参考人として、内部通報などについて解説し、正午過ぎに休憩に入ったが、県庁前には約30人の反斎藤知事グループが辞任を求めるシュプレヒコールを上げた。 「逃げるなもとひこ 戦後最大の選挙違反事件」「県職員がんばれ」など様々なプラカードを掲げて「斎藤知事は辞めろ」や告発文を書き、亡くなった元県民局長の「遺族に謝れ」などマイクでアピールした。 兵庫県神戸市では来年1月17日に阪神・淡路大震災から30年の追悼式典が行われるが「斎藤知事はどんな顔をして出席するのか。不適切にもほどがある!」と、今年の新語・流行語大賞になった「ふてほど」を引用して、斎藤知事の辞任を迫った。 午後1時からは片山安孝元副知事の証人尋問が行われている。
報知新聞社