中国共産党の3中総会、7月15~18日開催-党の領導改めて強調
(ブルームバーグ): 中国共産党の重要会議で、開催が大幅に遅れていた第20期中央委員会第3回総会(3中総会)が7月15-18日に開かれる。経済や政治に関する幅広い問題を巡り、長期的な政策が定められる見通しだ。
国営新華社通信によると、共産党中央政治局は27日の会議後に3中総会の日程を公表。習近平総書記(国家主席)が主宰した同日の会議では、2035年までに「高水準の社会主義市場経済体制」を全面構築することを目指し、「改革の全面深化と中国式現代化の推進に関する決定」案について討議された。承認を得るため3中総会に提出される見通しだ。
中国の政治カレンダーで3中総会は最重要イベントの一つに数えられ、長期的な経済政策の路線を定めることが多い。
中国共産党、3中総会ようやく7月開催-長期的改革の兆しに注目
新華社によれば、中央政治局は会議で共産党の領導があらゆる改革の中心にあるべきだと強調。経済と社会、政府と市場、発展と安全などの関係を適切に扱うよう求めた。
中国当局が国内経済に波及している不動産危機に歯止めをかけるとともに、対中関税を招くことになった輸出の拡大に対する国際的な反発への対応を進める中、3中総会が開かれる。
ブルームバーグの分析によると、共産党は通常、新指導部の発足から1年後に3中総会を開いており、慣例に従うなら23年に開催されるはずだった。
原題:China Announces Key Reform Meeting, Stressing Party Leadership(抜粋)
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