「全員がレギュラーを狙って」西武・西口文也監督、野手強化を意識して秋季キャンプ始動
西武は30日、宮崎・日南市南郷と埼玉・所沢の2カ所で行う秋季キャンプを開始し、南郷では西口文也新監督(52)が始動した。 ■戦力外通告を受けた選手はこちら【一覧】 練習前、西口監督は仁志敏久野手チーフ兼打撃コーチ(53)とともに選手へあいさつ。「全員が来季のレギュラーの座を狙ってしっかり練習に取り組んでほしい。頑張っていこう」などと声をかけた。 今キャンプの目標を「課題の打撃力の底上げ」に置くだけに、初日から野手陣が徹底的にバットを振り続けた。野手陣は午前11時から打撃練習、午後からは守備練習の後、打撃マシンを投手に見立てた紅白戦を行い、午後5時半すぎまで居残り選手の打球音が聞こえた。西口監督は「(みやざき)フェニックス・リーグや秋季練習で準備してきているので、みんな初日から動きに関しては良かった」と満足そうに話した。 今後について「実戦練習は大事。守備では生きた打球を受けられるし、走塁など選手の動きも分かる。ほぼ毎日やっていく」と西口監督。来季の主力の座を狙う競争が始まった。