ボイジャー1号のトラブルが一部復旧 探査機の状態示すデータの受信に成功
■完全復旧はもう少し先
今回の復旧作業で受信に成功したのは、FDSから送信されるデータのうち、探査機の状態を示す工学データです。一方で、FDSが担当するもう1つのデータである計測された科学データについては、執筆時点ではまだ受信に成功していません。 エンジニアチームは、今後数週間かけてFDSのソフトウェアをさらに書き換え、科学データの送信が再開できるようになる作業を行う予定です。復旧に成功すれば、ボイジャー1号が計測している深宇宙の貴重なデータが再び得られるようになるでしょう。 Source “NASA’s Voyager 1 Resumes Sending Engineering Updates to Earth”. (NASA Jet Propulsion Laboratory)
彩恵りり / sorae編集部