【コーヒー・紅茶・コーラ】飲みすぎ注意!?「カフェイン」が多いのはどれ?管理栄養士が解説
私たちの生活に身近なカフェイン。コーヒーや紅茶、コーラなどに入っており、定期的に飲んでいる方も多いのではないでしょうか?ただ気をつけないといけないのがカフェインの量。どの飲み物がカフェインが多いかわかりますか?詳しくみていきましょう。 <写真>【コーヒー・紅茶・コーラ】飲みすぎ注意!?「カフェイン」が多いのはどれ?管理栄養士が解説 ■カフェインのメリット・デメリットとは? カフェインはコーヒー豆やココア豆、茶葉に含まれている天然の物質。メリットは以下の通りです。 ①眠気が覚める カフェインが中枢神経に働きかけることで神経が興奮し、眠気が覚めると言われています。 ②集中力が高まる カフェインが中枢神経に働きかけて神経を興奮させることで、アドレナリンが分泌して、集中力が高まると言われています。 ただしカフェインを多量に摂取すると、中枢神経が過剰に刺激され、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠が起こることも。消化器管の刺激により下痢や吐き気、嘔吐などの症状が出ることもあります。 また、長期的に考えると、カフェインの摂取によって高血圧リスクが高くなったり、妊婦が大量に飲むことで、胎児が低体重になる可能性も。カフェインを多量に摂取することによるデメリットがあることを理解して、適量を摂取することが大切です。 ■カフェインが多い飲み物とは? ではコーヒー、紅茶、コーラの中で、どれがカフェインが多いのでしょうか? 正解は「コーヒー > 紅茶 > コーラ」です。 コーヒー(浸出液)・・・60 mg/100 mL 紅茶(浸出液)・・・30 mg/100 mL ウーロン茶(浸出液)・・・20 mg/100 mL コーラ・・・10 mg/100 mL エナジードリンク又は眠気覚まし用飲料・・・32~300 mg/100 mL 個体差もありますが、紅茶やウーロン茶、コーラ飲料はほぼ同程度のカフェインを含んでおり、コーヒーはその約2倍のカフェインを含んでいることが多いと言われています。 健康な人はコーヒーはマグカップ3杯まで、妊婦や授乳中はマグカップ2杯まで、紅茶やココアの場合はその2倍量を目安に考えるといいでしょう。また、子供はコーラ350ml缶1~2本程度にするようにしましょう。 ただし、注意しないといけないのがエネジードリンク。商品によってはかなり多くのカフェインが入っており、過去には中毒死を起こしたケースも。摂取量を理解して、正しく付き合うようにしましょう。 <参考> 厚生労働省 食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~ 農林水産省 カフェインの過剰摂取について コカコーラ 「コカ・コーラ」に含まれるカフェイン量はどのくらいですか? ライター/和田梓(管理栄養士)
和田 梓