デーブ大久保氏 楽天・今江監督の解任浮上に怒 自身も経験、原辰徳氏の言葉明かす「お前さん安売りすんじゃねえぞ」
元楽天監督の大久保博元氏が10日、自身のYouTubeチャンネルを更新。楽天・今江監督が1年で退任する可能性が浮上したことに、怒りをあらわにした。 【写真】最終戦を終えて場内を一周 スタンドの声援に応える今江監督の表情が切なすぎる 大久保氏は楽天でコーチ、2軍監督を務めた後、15年に1軍監督に就任。だが、最下位に終わり1年で解任となった。 大久保氏は今江監督に関する報道に「経験者だけど。そんなことしてまでやるのは監督じゃない」と不満を隠せず。楽天は04年の球団創設後、1年限りで退任する監督が多く「来年もし違う人がやっても、受ける人がいない。受ける人はよっぽどやりたい人じゃないと。俺なら辞めとけ、苦しむぞって言うと思う。そういう扱い受けてる監督ってのは。そんなことされてまでやる仕事じゃない」と言い切った。 今季、今江監督は交流戦で球団史上初の優勝。ただ、ロッテとの争いに敗れて4位に終わり、CS進出を逃した。 大久保氏は「交流戦初優勝して、最後までクライマックスも争えた。そこを評価しないと。交流戦優勝なんてメチャクチャ難しい」と、今江監督の戦いを評価。「俺はもう納得いかない。野球人を代表して、こういうことが報道に出ることも二度と見たくない。もし(報道が)事実だとしたら反省してほしい。いい人材がいなくなる」といら立ちを募らせた。 自身の経験として楽天から監督オファーを受けた際、相談した巨人・原辰徳監督(当時)とのやり取りも明かし、「デーブ、お前さん安売りすんじゃねえぞ。1億以下じゃやるんじゃないぞ。そんな簡単なもんじゃない」と言われたという。 だが、大久保氏は4500万円でサイン。だが、1年で退任となり「原監督が言いたかったのは、なめられちゃう。監督で4000万ちょっとは」と、“格安”の年俸にも首をかしげた。