「いつかは来ることだけど…」引退発表したソフトバンク和田毅から斉藤和巳4軍監督が受けた電話 ダイエー時代からの〝戦友〟
5日に現役引退を発表したソフトバンクの和田毅投手(43)に対して、斉藤和巳4軍監督(46)がねぎらいの言葉を送った。 ■2003年、新人の和田毅と話す短髪茶髪の斉藤和巳【写真】 2003年から5年間、ともにダイエー、ソフトバンクの先発陣を引っ張った者同士。引退発表前に和田から電話をもらったことを明かし、「長い間ようがんばったな、お疲れさん。俺もよく勉強させてもらったわ、ありがとうな」と伝えたという。 和田は03年に早大から入団すると、ルーキーイヤーから14勝をマーク。今季までに17年間で160勝を積み上げてきた。ただ、今季は足の指のマメの影響で開幕が遅れると、度重なる故障で思うような成績を残せなかった。36歳で現役を引退した斉藤4軍監督は「たまにピッチングとか見るタイミングは何度かあったので、すごいなとは思って見てましたよ。この年でこれだけの球投げるのは」とした上で、「今年はけがというところに関してシーズン通して付き合ってきていたかなという感じ。(引退は)いつかは来ることだけど、実際こういうのを迎えるとさみしいなというか。本人はもっとそうやけど、身近で見ていた者としては終わりは来るのは、45(歳)、50(歳)でやめたとしても同じ気持ちは変わらないと思う」と話した。 斉藤4軍監督は現役の頃から、和田がひたむきに努力を続ける姿を近くで見てきた。「あんな生きた教材っていうのは12球団見渡してもなかなかいる存在ではない。そこで吸収している選手もたくさんいますしね。ホークスという球団、選手に対して大きな財産を残していってくれた」とねぎらいの言葉をかけた。 【#OTTOホークス情報】
西日本新聞社