2050年にコーヒーは半分、クッキーはチョコなし!? 渋谷で食の未来を考える「2050年カフェ」
渋谷区渋谷の渋谷スクランブルスクエア 7階 「L×7(エルバイセブン)」にて、2050年の未来を味わい、現在の食と生活のあり方を考えるポップアップカフェ「2050年カフェ」が開催されている。 【写真】雑貨、紅茶、アクセサリー…青山学院大学の現役学生がセレクトしたフェアトレード商品 5月のフェアトレード月間に開催される国内最大規模の啓発キャンペーン「ミリオンアクションキャンペーン2024」の一環として企画された「2050年カフェ」。今年のテーマ「気候変動」の危機を広く知ってもらうべく、2050年の未来に目を向けることで今の世界に警鐘を鳴らし、持続可能な食品の重要性を訴えるための取り組みとなる。
ポップアップでは、2050年には食べられなくなる可能性のあるカフェメニュー「2050年セット」を販売。2050年の状況をイメージしてグラスの半分しか入っていない「2050年コーヒー」、カカオ豆の生産量が削減しチョコレートが極端に少なくなった「2050年のチョコクッキー」、病害により絶滅の危機に瀕しているというバナナの状況を踏まえ1/4サイズの「甘酒バナナケーキ」のセットを1日10セット限定で提供する。 「1/4甘酒バナナケーキ」は、キャンペーンアンバサダーで元ラグビー日本代表キャプテンの廣瀬俊朗氏が運営するカフェ「CAFE STAND BLOSSOM」のものだ。
さまざまなフェアトレード商品を展示・販売するコーナーでは、青山学院大学との産学連携プロジェクトとして、現役学生がセレクトした商品に紹介コメントを添えて販売。フェアトレードに関する説明などの接客も担当する。 廃棄されたジュースのパックから生まれ変わったバッグやフェアトレードシュガーで作ったおやつ、オーガニックフェアトレードティー、アップサイクルが可能なガラスボトルを採用したサステナブルドリンク、フェアトレード専門ブランドから届いた雑貨や伝統工芸品などが並び、紹介コメントを読みながら商品が選べるようになっている。
会場ではフェアトレードや気候変動の現状について学べるパネルが展示されるほか、来場者が2050年になくなってほしくないものを記入すると、1枚につき1円が寄付される「付箋アート」が展開されている。ポップアップカフェ「2050年カフェ」は、渋谷スクランブルスクエア 7階 「L×7」にて5月22日まで。